
自分の名前を見つめる|なにげなWeekly
オルビス社員のひなたと靴下柄の相棒猫・くつしたさんの凸と凹な毎日。うっかり!が発生してちょっと残念な日だって角度を変えれば愛おしくなる。そんな瞬間を捉えた、ほぼノンフィクションなお話を、週替わりでお送りします。
プロフィール紹介
-
-
ひなた(左)
オルビス社員歴いつの間にか5年目。くつしたさん曰く、「なんでも器用にこなせるのに、時々とんでもなく不器用な動きを見せる不思議なニンゲン。」家に着くとまっさきに靴下を脱いでしまう。くつしたさん(右)
靴下柄がチャームポイントなひなたの相棒猫。御年5歳。趣味はひなたの見守りとニンゲン観察。時折、達観したそぶりと鋭い考察を見せる。ひなたが脱ぎっぱなしにした靴下をときどき片づけてあげる。
自分の名前を見つめる
こんにちは。ひなたです。
先日、久しぶりに海外旅行(カンボジア)へ行きました。
英語はあまり得意ではないものの、母国語が違うもの同士だと「頑張って伝えよう」「頑張って聞き取ろう」と思って意外とコミュニケーションがうまくいったりします。理解できた時の喜びもひとしお。
現地のツアーガイドさんや、仲良くなったレストランの店員さん、みんな必ず「あなたの名前はなんていうの?」と聞いてくれます。わたしの名前はちょっと発音しにくい&覚えにくいらしいのですが(わたしも海外ドラマの登場人物の名前とか覚えられない…)、諦めずに何度も聞き直して呼ぼうとしてくれる。
それがなんだか嬉しく感じて、マネしてわたしも聞き返しては忘れないようにメモをとり、名前で呼びかけてみることに。異国の名前は珍しい響きで、口にするにはちょっと慣れない。でも、名前を呼んで現地の言葉でお礼が言えるようになった頃、一歩心が近づいたような感覚になりました。
そういえば、初めて海外旅行へ行ったとき「あなたの名前はどういう意味なの?」と聞かれたことがありました。今よりもっともっと英語ができなかったわたしは、悩んだ挙句「sunshine(太陽の光)だよ」と答えた気がします。
あなたの名前はどんな意味が込められていますか?
オルビス社員のひなたが、ほぼノンフィクションなお話を週替わりでお送りします。次回の更新は5月14日(水)。テーマは「しないことの美学」です。
イラスト/タソカレー
編集/間野加菜代(Cumu)
文/神谷日向子
\バックナンバーはこちら!/